学生がお金を借りる方法。初めてでも安心なカードローンなどを紹介

2023.10.02
学生がお金を借りる方法。初めてでも安心なカードローンなどを紹介

学生は、一人暮らしでなくてもある程度のお金が必要です。しかも社会人と違うのは、学生の本分である勉強はそれだけでは収入にならず、学費という形でお金が出て行きます。

アルバイトをすることで収入を得ることはできますが、急な出費が発生した場合やいつもより支出が多かった時、逆に収入が減ってしまった時、対応できるだけの余裕がないことも多いです。

社会人ならばカードローンやフリーローンなどのお金を借りる方法がありますが、学生はどうなのでしょうか。この記事では、普段の生活以外に臨時の支出などお金が急に必要になった場合、学生ならばどこからお金を借りるといいのかを説明します。

次のようなお悩みをお持ちの方は要チェックです。

  • とにかく今すぐお金が必要!学生が即日でお金を借りる方法は?
  • 18歳学生ってカードローンの借入できる?
  • 学生がバレないでお金を借りる方法が知りたい

詳しく見ていきましょう。

Contents

学生がお金を借りるにはどうしたらいい?お金を借りられる先を紹介

学生だろうと、急な出費が発生してお金が必要な場面は多々あります。社会人では、コマーシャルでみるように各金融機関から必要に応じてローンを組んでお金を借りることができますが、学生の場合はそれが可能なのかわかりません。

では学生がお金を借りる方法はないのかといえば、そんなことはありません。まずは、学生がお金を借りる方法を簡単に紹介します。

学生がお金を借りる方法は急ぎやバレ対策によるがいくつかある

お金を借りるという行為だけをみると、実は学生でもお金を借りる方法はいくつかあります。その中には、よく知られているカードローンから公的な支援になる奨学金など様々あります。

ただし、お金を必要とする目的により申込先が変わってきます。また、借りる方法によってはすぐに借りられない場合や、親に知られずに借りることができないものもあります。

【学生がお金を借りられる方法】

お金を借りる方法 即日融資 (親に)バレない
カードローン
(消費者金融)
銀行カードローン × ×
学生ローン
クレジットカード
(キャッシング枠)
ゆうちょ銀行の自動貸付け
内定者向けローン ×
身内や友人から借りる ×
奨学金制度 × ×
生活福祉資金貸付制度
(教育支援資金)
× ×

※△は、どちらの可能性もあることを表しています

他にも、奨学金と並んで学費としてお金を借りる方法に「国の教育ローン」があります。確かに公的な貸し付けのため、低金利でお金を借りることができるものです。

しかし、国の教育ローンを申し込み契約するのは、学生本人ではなく親が契約するのが基本です。成人して安定した収入があり独立して生計をたてているなど、状況によっては本人の申し込みも可能ですが、本来は保護者が申込者になるためここでは説明は省きます。

生活福祉資金貸付制度ですが、保護者が借りるものと思っている人もいるでしょう。しかし、この生活福祉資金貸付制度の教育支援資金は申込者が本人になり、親など世帯の生計者が連帯借受人となるシステムのため、学生がお金を借りる制度として記載しました。

学生で今まで未成年だった年齢でもこれからお金を借りることができる

学生といってもまだ大学に入ったばかりなら、今までは18歳と未成年の扱いでした。その未成年とされる18~19歳は、これまでカードローンなど外部からお金を借りることができませんでした。親や身内の他、学生ローンのごくごく一部でしかお金を借りることができず、お金が必要な時はかなり苦労したことでしょう。

しかし、民法の改正により2022年4月1日より成年の年齢が変わり、18歳から成年として扱われることになりました。(ただしお酒など例外はあります)成年の年齢の変更により、親の同意を得なくても自分ひとりで判断をして契約をすることができるようになりました。一例としてあげると、下記のようなことが自分だけでできるようになります。

  • 携帯電話の契約
  • クレジットカードを作る
  • ローンを組む
  • 部屋を借りる など

他にも国家資格を取るなど様々な場面で変化はありますが、ここで取り上げる内容として重要なのは、ローン契約を自分ひとりで組むことができるようなったことです。

今までは、20歳未満の未成年が契約をするには親の同意が必要でした。もし、子どもが何もわからないまま勝手にカードローンを契約したとしても親が取り消すことができるなど、未成年は保護されていました。しかし、今回の法改正により18歳から成年として自分の判断で契約を行うことができます。

実際に今まで20歳以上しか申し込みできなかった大手消費者金融でも18歳以上から申込できるようになったカードローンがあります。

  • プロミス
  • アコム

それぞれの詳細については後で説明しますが、契約をしたら今度から自分の責任で借りたお金を返済していかなければいけません。

ただし、それ以外のカードローンを扱っている大手消費者金融は、会社で取り決めている申込対象者の対象年齢が20歳以上と今までと変わりません。これは、まだまだ安定した収入が見込めない年齢であることや社会経験が少ないことからトラブルが起こる可能性を危惧していることによると考えられます。

もちろん学生でも20歳以上ならば、申し込みできるカードローンは多いです。逆に、年齢の条件が満たされていれば必ずお金を借りられるわけでもありません。しかし、今まで未成年だった学生でも、今度から成年としてお金を借りる先が広がったことは確かです。

ただし、金銭トラブルにあっても今までのように保護されないため、確かな知識と注意は必要です。その点について金融庁も危惧しているようで、注意喚起を行うと同時に貸金業者に適切な対応をするよう要請されています。そのため、18~19歳に関しては収入証明書の提出が必要になってきます。

18~19歳の人は、違法業者に引っ掛からないように安易にお金を借りることは避けながらも、しっかりとした知識を得て、ローンなどを上手に活用できるようにしてください。

カードローンならば学生でも即日でお金を借りることができる

今まで未成年として扱われていた18~19歳も含めて、学生がお金を借りる先をいくつか上記しました。その中で周りに知られないように早くお金を借りるならば、やはり一番のおすすめはカードローンになります。

カードローンというと、無理に契約をさせられたり返済ができずに厳しい取り立てにあったりなどの怖い印象を持っている人もいますが、正規の貸金業者ならばそんな怖いことはありません。

もちろん、知識不足や安易な考えから無理な借り入れをしてしまえば、借金に苦しむことになります。逆に、返済の見込みがなければ申込後に行われる審査に通らず、お金を借りることができません。学生だとまだまだ知らないことが多々あるかもしれませんが、知識を得ることも大切です。

カードローンの基本的な知識も大切ですが、この記事では学生でも借りられるカードローンを順に紹介します。大手消費者金融を中心にした紹介になっていますが、返済ができない人にはお金を貸してもらえないものの審査に通れば親や周りに知られずにお金を借りることができます。

SMBCモビットはバレにくくアルバイトをしていれば申し込みできる

学生でも20歳以上でアルバイトをしていれば、SMBCモビットの審査に通ることもできます。SMBCモビットは、WEB完結申込がアピールポイントのひとつになっていて周りに知られないような配慮に力を入れているカードローンです。

金利(実質年率) 3.0~18.0%
限度額 800万円
担保・保証人 不要
対象者 満20~69歳
安定した収入がある
会社基準を満たす
(アルバイト・パートも利用可)
申込方法 パソコン
スマートフォン
電話
三井住友銀行内ローン契約機
特長 来店不要
即日融資可能
WEB完結申込ができる
WEB完結申込ならば郵送物・電話連絡がなしで手続きができる
審査が最短30分
カードレスでの利用ができる
Tポイントを貯めたり使ったりできる

SMBCモビットでは、申込条件で学生についてはふれていないものの、20歳以上でアルバイトをしていれば申し込みが可能となっています。残念ながら20歳未満は申し込みできませんが、20歳を超えていれば学生でもお金を借りられる可能性はあります。

そのSMBCモビットの一番の特長はWEB完結申込(パソコンやスマートフォンを使ってインターネットを通したやりとりのみで契約できる方法)ですが、この申込方法は三井住友銀行・三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のどれかの申込者の名義の口座が必要です。

また、対象が社会保険(全国健康保険協会発行の保険証)の保険証または組合保険協証がある人に限られます。保険証など条件が少し面倒ですが、WEB完結申込ならば郵送物や電話連絡なしで手続きができます。

しかもカードレスで利用ができ、この場合はスマートフォンに入れたアプリを使ってセブン銀行またはローソン銀行のATMで借り入れや返済をします。

WEB完結申込でもいいのですが、対象外やスマートフォン以外で契約したい人は通常のカード発行での手続きになります。その方法でも急ぎの場合はWEBで申込後に電話をかけることで早く対応してもらうことができます。

カード発行は、三井住友銀行内にあるローン契約機で受け取ることができます。近くに契約機がない場合は郵送になりますが、SMBCモビット名での送付ではなく、またコンビニ等での受け取りも可能なので親や周りへのバレは心配ありません。

プロミスは法改正により20歳未満でも申し込みができ即日融資も可能

プロミスは、上記でも触れたように民法改正により2022年4月から18歳以上と申込対象者が広くなり、20歳未満でも借りられるようになりました。

金利(実質年率) 4.5~17.8%
限度額 500万円
担保・保証人 不要
対象者 18~69歳
本人に安定した収入がある
※高校生(定時制および高等専門学校を含)は不可
申込方法 パソコン
スマートフォン
電話
郵送
店頭窓口
自動契約機
特長 20歳未満でも申し込みができる
来店不要
即日融資可能
WEB完結申込ができる
WEB完結申込ならば郵送物なしで手続きができる
カードレスでの利用ができる
30日間無利息サービスがある
女性専用ダイヤルがある
Vポイントを貯めたり利用できる

法律の改正で18歳以上がカードローンを申し込みできるようになったものの、まだまだ申し込みが可能な消費者金融が少ない中、高校生は不可であるものの18歳を超えたら申し込みできるプロミスは、若い学生には大切な申込先といえます。

ここからみてもプロミスは、学生でもお金を借りることは可能であることがわかります。もちろん、アルバイトなどで収入を得ることが必要です。

カードローン商品としては、プロミスの大きなポイントは上限金利が他社よりも低いことです。数字だけでみると他社の18%と比較して、17.8%とわずか0.2%なのであまり違いはないと思いがちですが、返済額は最終的に大きく違ってきます。

もちろんすぐにお金が必要など、金利だけでは決められない点も多いのがカードローンです。しかしプロミスでは、即日融資も可能です。また、スマートフォンを利用したアプリローンの方法ならば、カードレスでセブン銀行・ローソン銀行のATMで借り入れや返済ができます。

大手消費者金融で取扱の多い30日間無利息サービスは、WEB明細の利用など条件があるものの初めての人に、初回借入の次の日から30日間利息がかからないサービスです。その間に少しでも返済を進められれば元金が減り、返済の負担も減ります。収入がアルバイトと限られる学生には大きなメリットです。

学生がレイクALSAでお金を借りるなら無利息期間を上手く使うといい

レイクALSAは、初めての人が利用できる無利息期間のサービスが申込方法によるもののいくつかあるため、少しでも早めに返済すれば利息の負担が減らせるカードローンです。収入が厳しい学生におすすめのカードローンのひとつです。

金利(年率) 4.5~18.0%
限度額 500万円
担保・保証人 不要
対象者 満20~70歳
国内居住
日本の永住権を取得している
申込方法 パソコン
スマートフォン
電話
自動契約機
特長 来店不要
即日融資可能
最短25分融資ができる
WEB完結申込ができる
WEB完結申込ならば郵送物なしで手続きができる
カードレスでの利用ができる
無利息サービスが選べる
女性専用コースがある

レイクALSAでは、よくある質問にも学生についてふれています。アルバイト等で安定した収入があれば申し込みが可能となっているため、アルバイトをしていれば申し込みしてみるといいでしょう。

特長でみると、よく知られているレイクALSAの無利息サービスは、いくつかあり選択できるというメリットがあります。初めての人が対象ですが、60日間利息0円(WEB申込者限定)・借入額の5万円まで180日間利息0円・30日間利息0円(契約額が200万円以上の人はこのサービスのみ)とわかれています。

ちなみに期間は契約日の翌日から計算されます。いずれにせよ他社は30日間無利息の期間となっていることが多いため、もう少し無利息期間が長い方が返済が進みそうならば、利用する方がいいかもしれません。少しでも返済の負担を減らしたい学生は、上手にこのサービスを活用してください。

急ぎの人には嬉しい最短25分で融資が可能の点ですが、これは21時(日曜日は18時)までに契約手続きが完了した場合なります。対応時間までに契約ができれば当日中の振り込みが可能なのですが、対応銀行によっては反映されないこともあるため、銀行が遅い時間帯でも対応できるのかどうかを確認しておくようにしましょう。

他にも他社にあるようなカードレスでの利用など様々な特長がありますが、スマホでATMを使った利用では、レイクALSAはセブン銀行ATMが対象になります。

アイフルは20歳以上の学生がお金を借りるのにおすすめのひとつ

アイフルは消費者金融の中でも人気があるカードローンのひとつです。20歳未満はお金を借りることはできませんが、使い勝手がいいので申し込みの対象者に該当すれば充分におすすめできるカードローンです。

金利(実質年率) 3.0~18.0%
限度額 800万円
担保・保証人 不要
対象者 満20歳以上69歳まで
定期的な収入と返済能力がある人
会社基準を満たす人
申込方法 パソコン
スマートフォン
電話
無人店舗
特長 来店不要
即日融資可能
最短25分で融資ができる
WEB完結申込ができる
WEB完結申込ならば郵送物なしで手続きができる
原則電話連絡なし・カードレスでの利用ができる
無利息サービスがある
女性専用コースがある

アイフルでは、学生でもアルバイト等で安定した収入があればお金を借りられるとアイフルのコラムにもあります。また、職場への電話は原則ないとしている点は、アルバイトという立場で考えれば申し込みしやすいカードローンといえます。ただし、収入額から想定すると、金額は少額になる可能性はあります。

申込方法をみるとWEB完結申込という方法もありますが、急ぎで心配な人は、WEBで申し込みをした後、電話をすると優先的に対応してもらうことができます。カードレスでの契約ならば郵送物もなしで手続きできるため、親や周りへのバレに対する不安も解消できるでしょう。

カードレスでスマホアプリを使った借り入れや返済は、セブン銀行とローソン銀行のATMでできます。

オリックスマネーはWEB取引が中心の若い人向けのカードローン

オリックスマネーは、クレジット会社が2022年2月に新しく発売したスマホ完結型のカードローンです。

金利(実質年率) 2.9~17.8%
限度額 800万円
担保・保証人 原則不要
対象者 満20~69歳
毎月定期収入がある
国内に居住している
申込方法 パソコン
スマートフォン
特長 来店不要
即日融資可能
審査が最短60分
申し込みはWEBのみで郵送物なしができる
カードの発行はなし
アプリを使った借入や返済
オリックスグループのサービスが優待価格で利用できる

新しく発売されたオリックスマネーは、アルバイトでも申し込みできることは明記してあるため、学生でも20歳を超えていて収入があれば申し込みは可能です。申し込みはWEB申込のみでカードの発行もなく、基本的にアプリや会員の専用サイトを通しての取引になるため、学生などの若い人が使いやすいカードローンといえるでしょう。

スマホ完結型カードローンとしてスマホATMでの借り入れや返済をする場合は、セブン銀行ATMを使うことになります。

アコムは20歳未満の学生でも収入があればお金を借りることができる

今まで未成年だった年齢ではまだまだお金を借りられないカードローンが多い中、アコムは18歳から申し込みができる貴重なカードローンのひとつです。

金利(実質年率) 3.0~18.0%
限度額 800万円
担保・保証人 不要
対象者 18歳以上(高校生を除く)
安定した収入と返済能力を有する
会社基準を満たす
申込方法 パソコン
スマートフォン
電話
郵送
店頭窓口
自動契約機(むじんくん)
特長 来店不要
即日融資可能
最短30分融資ができる
WEB完結申込ができる
原則郵送物なし
カードレスでの利用ができる
無利息サービスがある
返済の期日に幅がある

アコムならば、学生でもお金を借りることが可能です。高校生は不可ですが、特に今までは未成年だった18歳以上から申し込みができるようになったのは、学生からみるとかなり大きなポイントといえます。

もちろん、アルバイト等をして収入を得ていることが必要ですし、審査があるため必ずお金を借りることができるとは限りませんが、条件等を見る限りでは申し込みしやすいカードローンだといえます。

また、申込方法がいくつかある中でWEBを使った方法ならば、カード不要でスマホATMでの借り入れや返済もできます。スマホATMの対象は、セブン銀行ATMになります。

また、他社同様、初めての人ならば30日間の無利息サービの利用もできるため、利息の負担を少しでも減らしたい人には上手に活用することをおすすめします。ただし、契約日翌日から日数が計算されるので、利用する際には注意が必要です。

カードローンでは学生はまず大金が借りられない。注意点も知ること

カードローンでは、限度額が広告しているような500万や800万円と高額でも実際にはそこまでお金を借りられるケースは少ないです。「総量規制」といって法律で借りられる金額の上限額が別に決まっているからです。また、審査があり、審査で信用情報が良くないことがわかるとお金を借りることはできません。
総量規制とは
法律では、貸金業者に対して個人への貸し付けの上限額としてその申し込みした人の年収の1/3の金額以上の貸し付けを禁止しています。(貸金業法第13条2「過剰貸付け等の禁止」)これを総量規制といい、貸金業者は審査で貸付額を決める目安にもしています。

もちろん、いきなり年収の1/3の金額ギリギリまでお金を借りられるわけではありません。また、他社での借り入れがある場合は、それも合算されます。(自動車ローンや教育ローン、銀行カードローンなどは合算されません)貸付額は、その人の返済能力や信用情報も加味されて決まります。

信用情報とは、今までのクレジットをはじめとする金融取引の履歴のことを表しています。消費者金融や銀行、信販会社などは、個人信用情報機関に個人のローン等の申し込みや取引内容となる信用情報を記録したり、審査で信用情報を調べたりすることができます。

個人信用情報機関や信用情報の扱いについても法律で決まっているため信用情報の扱い拒否は避けられず、ローン等を契約する際には同意事項として記載があります。ちなみに個人信用情報機関は3機関あり、各金融機関はそのどれかに会員登録して個人信用情報の記録や照会を行うようになっています。

今までカードローンを組んだことがない人でも、スマートフォンの本体の分割払いで関係していることがあるでしょう。そのため、スマホの支払いなどで過去に延滞等していると、信用情報が良くないと判断されて審査に落ちたり、融資額が少額になる可能性があります。

学生ローンは学生がお金を借りるのにおすすめ。金利は低めが多い

学生がお金を借りるのにカードローンがおすすめであることは説明しましたが、他にもおすすめの方法があります。規模の小さい貸金業者が多いのですが、学生向けの専用ローンとして学費以外に生活費にも使える学生ローンがあります。

大手消費者金融よりも使い勝手が不便な点はありますが、学生向けのローンなので金利も低めに抑えて学生が申し込みしやすいところが多いです。

イー・キャンパスは上限金利が他社よりも低く即日融資が可能

イー・キャンパスは20年以上続く学生ローンのひとつで、WEBを使えば全国どこからでも申し込みができます。

金利
(実質年率)
14.5~16.5%
※新規は、15.5~16.5%
限度額 学生50万円以内
社会人80万円以内かつ年収の3分の1以内
担保
連帯保証人
不要
対象者 20歳以上
安定した収入と返済能力を有する
会社基準を満たす
※新規の申し込みは、20歳以上29歳以下の安定した収入のある学生
必要書類 学生証
運転免許証・健康保険証など
銀行のキャッシュカード
必要に応じて給与明細
特長 即日融資可能
学生ローンの中では低金利
来店不要で契約可能
学生証と免許証を提示できる学生は、金利を16.0%で融資してもらえる
学費目的ローンと海外渡航目的ローンは15.5%で契約も可能
友人を紹介して入会すると契約金額に応じて紹介料がもらえる
卒業してもお金を借りられる

20歳未満は申し込みできない学生ローンですが、即日融資も可能で卒業しても利用することができます。来店した方が最短30分の融資も可能となっているため、可能ならば来店した方が早く融資をしてもらえます。

金利も上限金利は一般的なカードローンよりも低く経済的に厳しい学生に優しいカードローンとなっています。即日融資してもらえるとしても、借り入れは口座振込のため対応銀行によってはその日に口座に入金されない可能性もあります。急ぎの場合は、申し込みのタイミングに注意が必要です。

カレッヂは20歳未満も借りられるが収入証明書が必要。用意しておく

学生ローンでも20歳以上の条件を持つ貸金業者がまだまだある中、カレッヂは20歳未満でも家族に内緒でお金が借りられる学生ローンです。

金利
(実質年率)
15.0~17.0%
(月利1.25~1.42%)
限度額 50万円
(18・19歳は10万円)
担保
連帯保証人
原則不要
対象者 日本国籍
高卒以上の大学生・短大生・予備校生・専門学校生
安定した収入がある
必要書類 学生証
免許証または保険証
キャッシュカード(振込の場合)
またはキャッシュカード等の名前が確認できるもの
公共料金の領収書または在宅確認(振込の場合)
収入証明書(20歳未満の人)
※来店または振り込み、20歳未満か以上で書類が変わってきます
特長 最短30分審査
即日融資可能
家族に内緒で20歳未満も申し込みが可能だが、収入証明が必要
アルバイト先や勤務先への電話連絡はなし
卒業してもお金を借りられる

カレッヂでは、20歳未満でも家族に内緒で申し込みできるという大きな特長がありますが、当然アルバイトなどで収入を得ている必要があります。しかし、基本的に勤務先への在籍確認はないとされていて、周りへのカードローンのバレに対する不安は少ないといえます。

しかし、その分収入証明書類が必要となっています。その収入証明の書類として、以下のものがあります。

  • 給与明細(メールでの明細書も含む)
  • WEBの明細書のスクリーンショット画像
  • 会社名が確認できる通帳の記載項目

必要書類として公共料金の領収書は、一般のカードローンでもよく利用されるものですが、学生ではどのようなものを提出してよいのかまだまだ経験上よくわからない人もいるようです。

カードローン側により細かな対応は違うものの、カレッヂでは手書きの郵便物は使えないないなど、公共料金の領収書をはじめ書類の提出の際に気をつける点がいくつかあります。

借り入れでは銀行振り込みで借りられる他、カレッヂカード(ローンカード)が届けば、セブン銀行ATMでの借り入れが可能です。ただ、郵便物の送り主名からカードローンだと家族にばれることが心配な人は、相談すれば個人名での発送もしてもらえます。

もちろん、来店して審査に通ればその場での融資も可能で、込み具合によりますが早ければ30~40分で手続きができます。

マルイは40年以上の実績をもち20歳未満でも借りられる学生ローン

創業から40年以上経つマルイは、来店不要でスマホで手続きが行うことができる学生ローンです。最短30分での審査も可能となっています。

金利
(実質年率)
12.0~17.0%
※初めてで35万円以上の場合は、12.0~15.9%
限度額 100万円
担保
連帯保証人
不要
対象者 日本全国の高校・高専・大学・大学院・短大・専門学校生等
必要書類 学生証
免許証・保険証など
収入証明書
(19歳以下・借入額が50万円を超える場合・他社を含めて借入総額が100万円を超える場合)
特長 即日融資可能
20歳未満でも親に内緒で借りられる
WEBでの申し込みや手続きが可能
卒業してもお金を借りられる
最短30分での審査が可能
バイト先への在籍確認は原則なし

申込方法としては直接来店するかWEBでの申し込みになり、審査の結果は電話で連絡がきます。借入方法としては、銀行口座に振り込み、または来店して直接借り入れる方法があります。口座振込の場合は社名が履歴に残るため、親が通帳を見る機会がある場合は注意が必要です。できれば来店した方がいいでしょう。

よく心配される審査で行われる勤め先への在籍確認は、原則ありません。もし、必要になった場合でも、申込者に事前に連絡するようになっています。

また、20歳未満でも親に内緒でお金を借りることができます。ただし、収入証明書が必要なのは他社同様、当たり前だと考えてください。高校生に関しても借りられるとありますが、まだまだ世間慣れしていないためおすすめはできません。

どちらにせよ、審査はあるので必ず借りられるわけではないことは、頭に入れておきましょう。

フレンド田(DEN)は40年以上の実績を持つ学生ローンの創設企業

黄色のイメージカラーを持ち学生に広く知られたフレンド田は、40年以上の実績を持ち即日融資も可能です。

金利
(実質年率)
12.0~17.0%
限度額 50万円
担保
連帯保証人
原則不要
対象者 高卒以上の大学生・短大生・専門学生・予備校生
必要書類を提示できる
安定した収入がある
必要書類 学生証
運転免許証・保険証等
収入証明書
(18~19歳の場合・50万円を超える・他社を含めた総額が100万円を超える)
特長 即日融資が可能
20歳未満も借入可能(高校生不可)
友達を紹介して契約した場合、金額により紹介料がもらえる
卒業後も利用できる

申し込みは、WEBや電話、来店でできます。即日融資が可能ですが、急いでいる場合は電話の方が早いでしょう。借り入れは、口座に振り込まれるか来店で直接になります。契約書類は、振込後で送付されることになります。

以前から未成年での申し込みにも対応していたフレンド田ですが、2022年4月からの民法改正により、対応が若干変わりました。しかし、20歳未満でも融資可能であることは変わりません。対応としては親権者の同意が不要になったのですが、収入証明書類の提出が必要となりました。ちなみに高校生は、18歳以上でも借りることはできません。

また、金利も上限金利が17.0%、限度額も50万円になるなど、お金を必要とする学生が借りやすくなってきています。

友林堂は40年近くの実績を持ち160万人以上の利用がある学生ローン

友林堂もまた学生ローンとして長い実績を持ち、利用者が多い学生ローンです。

金利
(実質年率)
12.0~16.8%
限度額 30万円
(使途限定、目的ローンの場合は50万円)
担保
保証人
不要
対象者 学生
必要書類 学生証
キャッシュカード
免許証または保険証、またはパスポート+住民票
公共料金の領収書
(現住所が免許証などの本人確認書類と違う場合)
特長 即日融資が可能
本人の承諾がない限り自宅確認やアルバイト先の在籍確認はなし
友達紹介で契約した場合、紹介料がもらえる
卒業後も利用できる

申し込みはWEBまたは来店になります。電話の場合は本人の同意が必要なため、あらためてWEBでフォームを使っての形になるので質問等がなければWEBでの申し込みの方が早いでしょう。

即日融資が可能ですが、銀行や信用金庫、農協の場合は、平日14:50まで、ゆうちょ銀行の場合は、平日17:30までに申し込みする必要があります。また、WEB対応や審査の状況により時間がかかる場合もあるため、できればこの時間よりも早く申し込みした方がいいです。

20歳未満の申し込みについては特に明記されていないものの、申し込みフォームでは18歳以上から記載できるようになっているため、可能だと思われます。

アミーゴはWEB完結でスピード審査が特長の40年以上の学生ローン

アミーゴもまた40年以上の実績を持ち、今はWEB完結申込ができる学生ローンです。審査も早く、即日融資も可能です。

金利
(実質年率)
14.4~16.8%
※学費目的ローンの場合、金利が15.6%も可能
限度額 50万円かつ年収の1/3以内
担保
連帯保証人
不要
対象者 20~29歳
安定した収入がある
会社基準を満たす
大学・大学院・短大・専門学校生
※特別永住者証明書・在留カードを持ち家族が日本にいる場合は外国籍の人も申し込み可能(要相談)
必要書類 学生証
運転免許証・健康保険証等
キャッシュカード
収入証明書(必要に応じて)
特長 即日融資が可能
WEB完結が可能
収入証明書の有無で金利が変わる
書類の郵送なし・親やバイト先等への連絡はなし
(必要な時は本人の了承を得てから)
友人を紹介して契約した場合、契約額に応じて紹介料がもらえる
卒業後も利用できる

申し込みは、基本WEBのみになります。審査回答に関しては、担当オペレーターからの連絡と自分から電話をする方法のどちらかを選択することができます。電話のやり取りをして即日融資を希望する場合は、午前中に申し込みするようにしてください。また、急ぎの場合はその点を伝えた方が対応してもらえます。

一番の特長としては、金利の低さでしょう。収入証明書類の提出状況により、金利が変わってきます。また、学費としの使用ならばさらに金利は低くなりますが、当然、学費であることがわかるよう明細書等の提出が必要です。

20歳未満の申し込みはできませんが、長年の実績があり、金利の低さや卒業後に社会人になっても利用できるなどメリットが多々あるため、20歳以上の人にはおすすめの学生ローンになります。

学生が学費としてお金を借りるならば奨学金制度が一番おすすめ

学生がお金を借りる目的が主に学費とわかっている場合、ローンの利用以外に奨学金制度を使う方法もあります。奨学金制度で一番知られているのは、日本学生機構です。ここの制度では、大まかにいうと以下の形になっています。

  • 給付(返済が不要)
  • 貸与:第一種(返済が必要)
  • 貸与:第二種(返済が必要)
  • 貸与:入学時特別増額貸与(返済が必要)

貸与にある入学時特別増額貸与の奨学金は、入学時に一時的に増額して借りられるお金です。他にも海外留学のための奨学金もあります。状況により金額に制限がかかることもありますが、給付と貸与を併用してお金を借りることも可能です。

特に給付では学力や家計の基準が貸与よりも厳しいため、誰でも利用できるとは限りません。貸与に関しても、学力や家計により借りられる金額が変わってきます。

どちらにしても学生本人が申し込みをする必要がありますが、家計に関しては収入の把握が必要で親が関わってくるため、親に内緒で手続きを行うのは難しいでしょう。

また、奨学金制度は確かに日本学生支援機構が有名ですが、実は奨学金制度を扱っている団体は他にもいくつかあります。

  • 大学・短期大学
  • 地方公共団体
  • 民間団体

大学や短期大学など学校側の奨学金制度については、それぞれの大学により、例えば給付か貸与(無利子が多い)かどうか、金額、成績などの条件、支給や申し込み時期など詳細が違います。また、行きたい大学に制度そのものがあるのかを調べる必要があります。

自治体に関しては、就学支援制度など、教育に関する多くの支援がありますが、奨学金制度も設置しています。細かな部分は自治体により違うため、自身の住んでいる自治体に問い合わせや相談するようにしましょう。

民間団体に関してもいろいろありますが、一番有名なのは「あしなが育英会」でしょう。ここは、病気や災害、自死など何らかの理由で親を亡くしたり障害により働くのが困難な家庭などの子どもたちの教育を中心として支援を行っている団体です。

奨学金制度を設置している団体は他にも多く、財団法人やNPO団体など多様です。日本学生支援機構のHPでは、各大学や自治体、財団法人など全国の奨学金制度が検索できるようになっているので参考にしてください。(令和4年6月1日現在:大学443校・短期大学149校・地方公共団体・奨学金事業実施団体等693団体)

ただ、奨学金に関しては借入額が大きいため、将来において返済が難しくなって自己破産している人も増えていて問題にもなっています。本当に必要な時には重宝する制度ですが、よく考えて利用していくようにしましょう。

ちなみに学費の足しになる国の教育ローンは、上記でも説明したように学生本人が申し込みするものではありません。しかし、奨学金との併用は可能なので、必要な場合は保護者と相談してみてください。

学生だと審査に通りにくい?心配な時は他の方法でお金を借りる

学生でも借りられるカードローンを大手消費者金融を中心に紹介しましたが、審査があるためお金を借りられるか不安な人は少なくないでしょう。審査の基準はそれぞれ企業の基準が違うため断言はできませんが、学生は社会人より不利であるものの学生というだけで審査に落ちるということはありません。

実際に学生でもカードローンでお金を借りている人は、社会人よりは少ないもののいます。

学生がカードローンを利用している率は多くない。しかし利用者はいる

カードローンは周りに知られないようにお金を借りるため、実際に周りの人間が利用しているのかわかりにくいものの、学生でも利用している人がいるのは、データでわかります。

カードローン利用者100人を対象にした調査での職業データを見てみると、このような結果が出ています。

利用者の職業 人数
会社員 60
パート・アルバイト 19
派遣社員 6
専業主婦 4
学生 4
自営業・フリーランス 3
公務員 2
その他 2

対象人数が100人のため、この場合は人数がそのまま割合となります。学生の4%は少ないと考えられるかもしれませんが、限られた年齢の期間だけと考えると公務員や自営業などと比較してみても決して少ないとはいえないでしょう。

また、今までカードローンは20歳以上でなければ借りられない条件があったのですが、今度より対象年齢が18歳からになったことを考慮すると、急増するとは限りませんがカードローンを利用する学生がこれから増えてくることは予想できます。

審査では決して通りやすい年代ではないものの、必ずしもカードローンでお金が借りられないわけではありません。

銀行カードローンは審査が厳しい?学生の場合はハードルが高い

そのカードローンについて改めて考えると、消費者金融以外に銀行カードローンもよく知られていて利用する人は多いです。それは、金利が低いことや知名度からくる信用度の違いがあるからです。

では学生の場合、銀行カードローンに申し込みするのはどうなのかといえば、実は銀行カードローンでお金を借りるのはかなり厳しいといえます。それは、銀行カードローンの場合、学生には融資をしていない、または積極的に学生に融資をしていないことが多々あるからです。

特に以下の銀行カードローンは、学生は申し込みができない旨が明記されています。

【学生が申し込みできない銀行カードローン】

  • りそな銀行りそなプレミアムカードローン
  • イオン銀行カードローン

はっきりと学生は申し込みができないと伝えている所は少数ですが、これは一例なので、実際にはまだまだ学生が申し込みできないカードローンはあるでしょう。

また、学生は不可と明記していなくとも、学生に対する評価があまり高くないために審査に不利な可能性があります。

年齢が若いと審査に不利なのは消費者金融も同じですが、消費者金融ではアルバイトをしていれば申し込みが可能と積極的に申し込みしやすく表記していることが多いです。

対して、銀行カードローンの説明では学生やアルバイトについて、記載していないことが多々あります。明記していないということは、積極的に受け入れていないことが考えられます。もちろん、絶対に審査に落ちるわけではありませんが、可能性は高くないため、申し込みはよく考えて行いましょう。

クレジットカードにキャッシング枠があればすぐにお金を借りられる

銀行カードローンからも想定できるようにお金を借りるための金融商品では、学生は審査に通りにくいことも確かにあるでしょう。しかし、すでに契約していて利用できるものがあれば、活用する方法もあります。

そのひとつにクレジットカードのキャッシング枠があります。世の中がキャッシュレスの時代になってきたことと18歳から契約できるものが多いことから、高校を卒業したタイミングでよくわからないままクレジットカードを作った人もいるでしょう。

そのクレジットカードには、キャッシング枠がついていることがあります。クレジットカードを作る時に、キャッシング枠をつけるかどうか選択できるようになっているものが多く、20歳以上ならば附帯できる可能性は高いでしょう。キャッシング枠があり、限度額が設定されていればすぐにでもお金を借りることができます。

クレジットカードのキャッシング枠とは
クレジットカードの主な使い方はショッピングですが、附帯してキャッシング機能をつけられるカードが多いです。この場合、申込時にキャッシング枠をつけるかどうかを選択できます。ただし、キャッシング枠はショッピング枠の中に組み込まれているため、ショッピングの利用が多いとキャッシングの利用ができないことがあります。

もしキャッシング枠がついておらず新たにキャッシング枠をつける場合、申し込みをしなければいけません。この場合はキャッシングの審査に通る必要があり、また即日でお金を借りることは難しいでしょう。そのため、キャッシング枠が付いていない場合で急ぎの時は、別にカードローン等に申し込みをした方が早いです。

また、ショッピングでカードそのものの限度額いっぱいに利用しているとキャッシングの利用ができないため、カードを頻繁に利用している人はキャッシング枠が残っているかどうかを確認した方がいいです。

キャッシング枠が使えるかはその個人の状況しだいですが、もし使える時は上手く活用することも方法のひとつです。

ゆうちょ銀行で定期があれば貯金担保自動貸付けを利用できる

ゆうちょ銀行に定額貯金や定期貯金があれば、それを担保にしてお金を借りることができます。この「貯金担保自動貸付け」は、通常貯金の残高を超える引き出しや引き落としがあった時に不足分を自動的に貸し付けできる制度です。

担保になる貯金がなければ利用できませんが、この方法ならば審査もなく20歳未満でもお金を借りることができます。

担保になるもの 担保定額貯金・担保定期貯金
※貯金担保自動貸付けの取り扱いが停止になっているものは不可
上限額 預入金額の90%以内
※1冊の総合口座通帳について300万円まで
金利 担保定額貯金が担保の場合:
返済時の約定金利(%)+0.25%
担保定期貯金が担保の場合:
預入時の約定金利(%)+0.5%
貸付期間 貸し付け日から2年
(2年以内に担保の貯金が満期を迎える場合は、満期までの期間)
※元利金継続(継続預入)の担保定期貯金を担保にしている場合は、貸付期間の範囲内で貸付も継続される

2022年6月28日現在

担保になる定期・定額貯金がない場合、審査はありますが「口座貸越サービス」を活用する方法もあります。これは、通常の貯金で残高不足になった場合に不足分をゆうちょ銀行から自動的に借りる制度です。

利用極度額 10万~30万円
金利(年利) 14.0%
※変動金利
対象者 満20歳以上70歳以下
日本国籍を有する、または永住許可等を受けている外国人
ゆうちょ銀行の通常貯金を保有している
安定した収入があり、継続して取引が見込める
ゆうちょ銀行所定の保証会社の保証を受けられる
担保・保証人 不要

こちらは担保がない分、審査に通らなければ利用できませんが、ゆうちょ銀行の口座を持っているのならば申し込みするのもひとつの方法です。

ただし、審査結果が届くまでインターネットで申し込みした場合は10日ほど、窓口で申し込みした場合は2週間ほどかかるため、時間に余裕がある人向けといえます。

生活の状況によっては生活福祉資金貸付制度を利用する手もある

公的支援として、低所得者世帯や障害者世帯、高齢者世帯を対象とした生活福祉資金貸付制度があります。その中に教育支援資金として、以下の項目にて無利子でお金を借りることができます。

教育支援資費 高校:3.5万円以内/月
高専・短大:6万円以内/月
大学:6.5万円以内/月
※特に必要と認める場合は、各上限額の1.5倍まで可能
就学支度費 50万円以内

無利子で借りられるのは大きなメリットですが、対象者の世帯条件がある点から学生本人が申し込みをするのが難しい点、また、どちらも教育費としての貸し付けなので使い道が自由でない点など、誰でも利用できる貸し付けではありません。

しかし、家庭の状況から申し込みできる場合もあるかもしれません。情報として知っておくことは大切で、該当する人は利用を検討することをおすすめします。

学生はバイトしてないとお金を借りることはできない?他の方法は

学生がお金を借りるとしても、バイトをしていないとカードローンに申し込みできません。これは、学生ローンも同じです。カードローンでは安定した収入が必須となっているため、バイトに限定するわけではありませんが収入を得ていなければ、申し込みしても審査に通りません。

そのため、まず可能ならば、バイトを見つけることをおすすめします。バイト先を見つけて収入を得ることができればカードローンにも申し込みできるようになり、お金を借りる先に幅が広がります。

しかし、家庭の状況や自分がケガをしているなど、様々な理由でバイトができない人もいます。では、お金を借りる方法は全くないのかといえば、バイトをしていない時やできない時は以下の方法があります。

  • 内定者向けローン
  • 身内や友人から借りる
  • 奨学金制度
  • 生活福祉資金貸付制度(教育支援資金)

奨学金制度や生活福祉資金貸付制度は家族の収入が関係するのですが、すでに記載したのでここでは省きます。

内定者向けローンは、(各ローン商品で詳細は異なりますが)就職が内定している人が対象となっています。一例ですが、内定者向けのローンには以下のものがあります。

ローン商品 金利 限度額 条件等
就職内定者向けローン
「みらいず(未来図)」
(東海ろうきん)
4.7%
(変動金利)
10万以上100万円以内 愛知・岐阜・三重県内に居住し、企業等から就職内定を受けている
東海3県下で勤務(見込)
満20歳以上30歳未満
内定が証明できる書類(内定通知書等)が提出できる
SMBCファイナンスサービス(株)の保証が受けられる
就職内定者向けローン
(長野ろうきん)
2.5%
(変動金利)
3.0%
(固定金利)
※適用金利以外に別途保証料(年1.2%)の負担あり
10万以上100万円以内 長野県内に居住
長野県内に本社もしくは事業所を置く企業からの内定を受けている
当該企業に就職を予定している新卒内定者
満18歳以上満30歳未満
※居住していなくてもUターン就職内定者も対象
むさしの新卒予定者応援ローン
「ROOKIE」
(武蔵野銀行)
8.0%
(変動金利)
10万以上30万円以下 満20歳以上満30歳以下
完済時の年齢が35歳以下
年度中に大学・短期大学・大学院・専門学校等を卒業予定で4月の就職が内定している新卒者
就職後、埼玉県内または東京都内に勤務先もしくは自宅がある
過去に延滞等の事故がなく銀行の指定する保証会社の保証が受けられる

基本的に内定者向けのローンは、返済が初任給支給までの間(最長6ヶ月以内の場合が多い)は利息のみの返済が可能となっています。給料が出る前も返済はあるものの、利息のみとなっているため、やりくりできるようならば利用しない手はありません。

紹介ローンからわかるように、取り扱っているのはろうきんが多いです。ろうきん(労働金庫)は、労働者をはじめとする会員のための非営利の金融機関です。そのため、ローンも銀行より幅広い人達が利用できるようになっています。

武蔵野銀行のむさしの新卒予定者応援ローンROOKIEについては、募集期間が10月~3月頃と決まっているため、いつでも申し込みできるローンではありません。そのため、毎年申し込みの受け付けがあるかは10月頃にならないとわかりませんが、チェックしてみる価値はあるでしょう。ちなみに今回の記載内容は2020年10月の段階のものとなっています。

他の方法としては、親や親類、友人などから借りる方法があります。身近な人から直接お金を借りる方法ならば、審査もなく利息や返済期限も話し合いで決まるため、精神的な負担も少ないでしょう。

ただし、親に知られたくない場合は友人知人のみが融資のお願いの対象になりますが、返済をきちんと行わなければ信用をなくすだけでなく、友人そのものを無くしてしまう可能性もあります。また、あまりに身近な時は、親に話が届いてバレてしまう可能性もあります。

できれば避けた方がいい方法ですが、返済の目途があり貸してくれる人がいるならば、頼ってもいいかもしれません。

親や学校にバレたくない。学生が周りにバレずにお金を借りるには

年齢に関係なく、お金を借りるという行為は「家族にも知られたくない」という人は少なくありません。特に学生だとまだ若いこともあり、知られることで親は心配してしまうものです。学生の方も、親に心配をかけたくないと考えるものでしょう。

また、4月から変更になったとはいえ、今まで未成年として扱われていた18・19歳は、親の同意がなければお金を借りることができなかったこともあり、本当に親の同意なしでお金が借りられるのか心配になる人もいるでしょう。また、学校に連絡が入るのではないかという点も心配な人はいるかもしれません。

学生が親にばれずにお金を借りることは可能だがばれない努力も必要

最初に一覧で記載しそれぞれの説明でわかるように、学生がお金を借りるだけでなく、親や周りにバレないようにすることも可能です。改めて整理すると、以下の方法がバレにくいです。

  • カードローン(消費者金融・銀行)
  • 学生ローン
  • クレジットカードのキャッシング枠
  • ゆうちょ銀行の自動貸付け
  • 内定者向けローン

ただし、注意することは多々あります。例えば、以前未成年のうちにクレジットカードを作っていれば、その段階で親は子供のカードについて把握しています。そのため、後でキャッシング枠をつけたとしても親にわかってしまう可能性があります。

また、ゆうちょ銀行の貸付なども口座について親が知っていれば、内緒で自動貸付けを行ってもバレやすいかもしれません。親が把握しているカードや口座の取り扱いには注意が必要です。

お金を借りることを親に知られないためには、できれば親の知らない新たな契約を結ぶ方がバレにくいです。その上でおすすめな方法は、やはり消費者金融のカードローンです。

よくカードローンの審査で行われる申込確認の電話や在籍確認の連絡が、家族や会社など周りにバレてしまうのではと心配する声があります。しかし、カードローンを扱う貸金業者側は、消費者側の懸念を把握していて対応するようにしています。

ちなみに在籍確認とは、ローンの申し込みをした個人が申請通りの会社に勤めて安定した収入を得ていることを、申込者の勤め先に電話をかけて確認することです。電話に本人が出なくても、電話対応した人の話でローンの申込者が会社に籍があることがわかれば、在籍確認の電話は完了となり、融資へと繋がります。

この在籍確認の電話で会社の人にカードローンに申し込みしたことがバレないかと心配する人がいますが、カードローン側の担当者は貸金業者名を出さずに個人の名前で電話をするなど、バレ対策はしっかりとしています。ちなみに銀行の場合は、銀行名で電話をかけることが一般的となっています。

在籍確認は学生も同じように行われ、バイト先に電話がかかってくることになります。しかし、バイト先に個人からの電話が入る不自然さや職場によっては電話そのものが難しい場合もあります。

学生だけの問題ではありませんが、今のカードローンは、在籍確認への対策として、今は給与明細書などで在籍確認の変わりとする方法もあります。各カードローンや学生ローンの説明にあるように、すでに在籍確認そのものを書類等で対応しているところも多いです。

また、カードローンの申し込みの確認の電話が入ることもあるのですが、ここから親にバレるのではないかと心配な学生もいるでしょう。これも連絡先を携帯にしたり、連絡はメールをメインにしたりなど対策はとれます。

もし、どうしても心配な時は、申込時に電話や郵送物の対応について確認したり相談したりしましょう。カードローン側も対応をしてくれるはずです。

お金を借りたい学生のよくある質問!Q&Aでわかる正しいお金の借り方

学生ならではの借入やお金に対する疑問や不安に答えていきます。

学生がお金を借りる一般的な方法は何ですか?

学生がお金を借りる方法はいくつかあります。まず一つ目としては、親や友人からの借金です。これは最も一般的で、利息が発生しないことが多いですが、借りたお金は必ず返すという原則を忘れてはなりません。

二つ目としては、学生専用のローンやクレジットカードです。多くの金融機関が学生専用のローンを提供しており、金利も低めに設定されていることが多いです。しかし、これらのローンを利用する際には、返済計画をきちんと立て、無理のない範囲で借りることが大切です。

最後に、奨学金制度もあります。これは教育費の援助という形で、一部または全てが無利子、返済不要となる場合もあります。

学生専用のローンの審査は厳しいですか?

学生専用のローンの審査は、一般的なローンやクレジットカードと比べるとやや緩やかです。これは学生特有の条件、つまり安定した収入がないという点を考慮しています。

しかし、これは審査が全くないという意味ではありません。金融機関は借り手の返済能力を確認するために、アルバイトの収入や親からの仕送り、奨学金の状況等を確認します。

また、年齢や在籍している学校の種類、年次等も審査に影響します。そのため、無理な借り入れを避け、自身の返済能力に見合った範囲での利用を心掛けてください。

学生がクレジットカードを持つメリットは何ですか?

学生がクレジットカードを持つメリットはいくつかあります。まず、クレジットカードは生活に必要な費用の一部を先延ばしにできるため、一時的な現金不足を補うことが可能です。しかし、利用した分は翌月に一括で返済する必要があるため、使いすぎには注意が必要です。

次に、クレジットカードにはポイント還元などのサービスがあるため、日常の支払いをクレジットカードで行うことで、少しずつでも節約することが可能です。

また、海外旅行の際には、クレジットカードがあると便利です。海外での買い物や食事、ホテルの予約などをスムーズに行えます。

最後に、クレジットカードを使うことで信用情報を積み重ねることができます。これは、将来的に車のローンや住宅ローンを組む際に有利となる可能性があります。

学生が金融機関からお金を借りる際の注意点は何ですか?

学生が金融機関からお金を借りる際の注意点は、まず借りすぎに注意することです。学生の収入は限られているため、返済が難しくなる可能性があります。借入額は自身の返済能力を見極め、必要最低限に抑えるようにしましょう。

次に、返済計画をしっかり立てることが重要です。返済日や返済額を忘れてしまうと、延滞となり、信用情報に傷がつくことがあります。これが将来のローンやクレジットカードの審査に影響を及ぼすこともあります。

また、借入先を複数に分けることは避けるべきです。借金が複数に分散すると管理が難しくなり、返済を忘れてしまう可能性があります。

最後に、返済が難しくなった場合は早めに相談することが大切です。金融機関によっては返済計画の見直しや一時的な返済猶予などの対応をしてくれることもあります。

学生専用のカードローンと一般的なカードローンの違いは何ですか?

学生専用のカードローンと一般的なカードローンの最大の違いは、その対象となる借り手の属性です。学生専用のカードローンは、名前の通り学生を対象としたローンであり、一般的なカードローンは社会人など広範な対象者に向けたローンです。

そのため、学生専用のカードローンは学生特有の収入状況を考慮した制度が設けられています。例えば、無利息期間の設定や、低金利、小額の借入が可能など、学生にとって負担が軽減されるような特典があります。

一方で、一般的なカードローンは、定職に就いて一定の収入があることが前提とされ、借入限度額も大きくなる傾向にあります。ただし、その分、返済の責任も大きくなるため、自分の返済能力を見極めることが重要です。

お金を借りる学生が増えても正しい知識により失敗しないことが大切

学生は、働いたとしてもまだバイトが中心で収入も限られているため、お金が必要な時、借りる先がほとんどないと考えてしまうかもしれません。しかし、実は学生でもお金を借りる方法はいくつかあります。

その中でも特にカードローンは、親や周りにバレずにお金を借りることができます。また、法律の改正により、今まで未成年のために申し込みできなかった18~19歳でもバイトなどで収入があれば申し込みできる貸金業者もできました。

しかし、学生は年齢的にもまだまだカードローンに対する知識不足の人が多いことは確かです。中には知識がないことから、悪質な違法業者に掴まってしまうこともあり得ます。

無理な借り入れや延滞を起こすと後に大きな問題が発生するかもしれませんが、正規の業者相手に滞りなく返済すればトラブルは起きません。この記事をはじめ様々な情報からお金を借りるための知識を得て、失敗しないようにしてもらいたいものです。